コバルト・ドワーフグラミーの産卵。非常に仲の悪いグラミーのペアで、あまりにもオスがメスを攻撃するので離しておきました。オスを別水槽に入れて、1週間。もういいかな?と思って戻してもダメ。2週間、ダメ。3週間...やっぱりだめかと思いつつ1日慣れるために放っておくと、なんと。オスがせっせと枯葉や水草を根こそぎムシって巣を作り始めました。これにはビックリ。
その後、メスを包むようにオスが絡み両者ギューー−−っと抱き合い、その瞬間ブワっと卵が出て直後に精子をかけます。やったあとはオスはメスをまた攻撃して「あっちいけ!」と突き放します。そして拡散した卵をオスがどんどん食べちゃいます。なんでたべるのーー!!と思っていたら、食べたのではなく口の中に卵を集めて、巣にくっつけていたのです。スゴイ。これを2時間くらい繰り返しました。いやぁ、こんな小さな水槽の中で自然が広がっていると思うと、本当にすごいものを見せていただいたと家族全員喜びました。
オスは完全にイクメンとなりました。少しでも他の魚が近づきようもんなら、猛スピードで激しいアタックをかまします。俺の子供に近づくな!と。夫婦であるメスにも容赦しません。メスは激しく攻撃されたおかげでウロコがボロボロに。なのでメスだけ別水槽へ移動しました。
そして、次の日ほっっんとにちいさな赤ちゃんが数匹水面に顔を出しました。30時間程度と何かに書いてありましたが、うちは20時間くらいで孵化しました。0.5mm程度でしょうか。虫みたいな。更にその次の日は泳ぎ始めました。飼育ボックスを買ってきて設置し、赤ちゃんをスポイトで集めようと思っても、すばしっこくて全然捕まえることができません。1日でこんなに泳げるなんてすごいなぁ。この中の何匹が大人になるのかわかりませんが、みんな元気に育ってもらいたいものです。