トマムが好きで好きでたまらない。その2
子どもの頃から、会員権を持っている周りの方々のおかげで慣れ親しみ思い出深いトマム。いろいろと問題があり、倒産したりあったけれど、もっといろんな方に利用していただきたいリゾートです。
友人などに話すと「トマムなんてホテルは古いしさびれてて」というあまりよくない印象が多いのですが、僕に言わせればもったいない!話です。昔パブリック開放が少なく金持ちの楽園で頑丈な要塞のようなイメージだったトマム。バブル期に大変なお金を投じて作られた最高の施設なワケです。デフレの今こそ低価格で味わえることを考えると、何言ってるんだ!もったいなくてしょうがない。そりゃ、オスカースイートホテルやホテル・アビチ(ボロボロ具合に涙)をはじめ、たくさんの施設が閉鎖されていたり、手入れが滞っている部分はいろいろあります。でも、どれひとつ取ってみても、贅沢な造りです。
水の教会 は言わずと知れた、安藤忠雄さんの作品。フロアが外の池の水へ連動する、とんでもない建物です。池の周りの木々もライトアップされ、シンプルな内装の中でフィーチャされるのは水と森と十字架。神聖で、厳かで、なのにエモーショナルな教会です。
タワーホテル 北海道で1番の高さをずっと誇っていた高層ホテル、ザ・タワーや全室スイートルームのガレリア・タワースイートホテル。一般で利用できなかった高級ホテルが、時期によりますが今は1万円台前半で利用できます。
VIZスパハウス エントランスが2Fで入ると、寒い外とは違う熱気・見渡せるプール全景。更衣室に良く前にエスカレーターでプールに下りていくワクワク感。柱のスリットに当てている証明がタテに光の筋を伸ばしていて、その証明色とは真逆にメインプールはキレイに青くライトアップされていて。向こう岸には四季を見渡せるガラス越しのカフェ。夏はプールの青、冬は全体的に使われている白と、外との色の繋がりが感じられ、建築家の素晴らしい意図が心に突き刺さります。おそらく有名な方が設計されたのでしょう。
スキー場 全ホテルから必ず近い位置にリフトがあり、宿泊で利用しやすいつくり。ゴンドラで頂上に行っても、初心者向けの長くなだらかなコースがあることに、誰でも楽しめる配慮を感じます。もちろん上級者向けの激しいコースもあります。
こんなに素晴らしい場所は、絶対に生き絶えさせてはいけないと思う。幸いと転じるのか千歳空港は国際線ターミナルビルを増設したし、帯広空港も来年AirDo就航で空港拠点にもっと海外からも利用客が増えて欲しいと心から願っています。トマムの仕事に携わってみたいな。
そして先週に引き続き、VIZスパハウスに家族で行ってきました。荒波タイム最高に楽しかった〜 おわり。(前フリのみの記事でした)