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JOUNETSU-TAIRIKU

今週の情熱大陸をふと見ていたら、目黒さんというシェフだった。ものすごく一直線で、実直で、野菜も自分で育てているような情熱的な素晴らしい人間だった。僕はいつもクリエイティブな仕事をしている人でシェフや美容師などのアーティスト寄りな商業者が妬ましく思う。プロダクトメーカーもそう。デザインの仕事は、似ていて全く異なるものだから。無能な上にクリエイティブなデザインの仕事を精一杯背伸びしながらやっていて、お客さんのために必死で調査し、戦略的に一番最適なものを時間をかけて創り上げるが、「これは違う」と全てが覆される。プレゼンをし、どうしてこういうデザインになったかをこと細かく説明しても、やっぱりクライアント案が通ってしまう。料理なら、もちろん目黒さんみたいにクライアントの要望を聞き入れ、好みに合わせることはあっても、お客に出すものはこれが俺の料理だという自分自身そのままを提供できるから。もちろんいろんな部分で大変な思いをしているのは重々わかる。わかるんだけど根本的に違う。とにかく、デザインという仕事はビッグネームでなければ所詮オペレータである部分が大きく、自分が自分でなくなっていくのを感じる仕事だ。要望を聞き入れると、ツギハギしたすごく全体がぶれたもの出来上がり。仕事が終わり、お客さんが満足したものができたと言われても、その声にはどこか社交辞令な部分を感じ、結果がうまくいったとしても作ったものは手から離れて共作もしくは、クライアント自身が作り上げたように振る舞われるような最低な仕事だ。なんでこんな仕事しか出来ないんだろうと自分がものすごく役に立たないように思える。貧乏なのも、こんなんだから当たり前だなと重々納得出来る。
でも、自分にはこれしかできないから困ったもんで。そして、作ったものに修正は入れませんよというのもクライアントのことを完全にわかってるわけじゃないのでおこがましいし、おかしい話で。
なにか新しい売り方が今一番必要。

先週分の録画した情熱大陸もみたら、武石さんという、まともな仕事に就かずに好きな釣りをやり続ける人だった。ダメな人間と見る人も多いと思うが、僕にはとてもマトモに見えた。自然の中から発生した命を本能の赴くまま生きるのはとても素晴らしい。人間以外の生物はみんなそうだ。こういう生き方を望んでいるのだろうか...?僕は。でもそれも違う気がする。わけわかんねー。武石さんの生き方も違うとすれば、強欲で最低な人間なんだな、自分が大嫌いだ。

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