Mountain Lionでました。Adobe CS5や次のバージョンで対応しますと言っていたSkydriveも今のところ問題なく動いています。さてMountain Lionの通知センターについて。Macでの通知が必要なものって、僕にとってはメールとメッセージ(iMessage)くらいしかありません。カレンダーもあれば保険になるくらいなもの。iPhoneが教えてくれますから。
もともとGrowl(メモリもったいないし)やSparrow(文字化けするしメモリ食い過ぎだし)が好きではなく、でも不便はありませんでした。ただ目玉機能としてついてきたこの通知センター。どうせ最初から動いているなら使ってみようかしらという気になりました。
通知センターを使うなら、メールが来たらすぐ通知。
メール受信を通知センターで表示させるには、まず第一にMail.appを起動しておかなければなりません。(裏で動くオンオフスイッチでも付けてくれたらいいのに。iOSはメールアプリが開いていなくても、MobileMailってのが働いています。ここまでiOSに似せて作っていて違う理由がわからない。MacはPCだから。という理由が一番なのかもしれませんが、一方iMessageやFaceTimeはちゃんとウラでimagentデーモンが動いています。うーん。そのうちBoxcarのような通知専用アプリを誰かが作ってくれると思うんですが。またHISSというGrowlを橋渡ししてくれるアプリが登場していますが、使わずともサードパーティの対応はおそらくスグだろうと思うんです。)
1. 自動確認の感覚を短くする方法
メールアプリを起動し、メール>環境設定>一般>新しいメッセージを確認を1分などにしておくと、1分毎にメールが来ているかどうか確認してくれます。ちなみに、この画面の「新着メッセージの通知」で選んだ条件のメールが通知されることになります。すべてのメール、連絡先に登録してある人、受信トレイに入るもの、VIPからのみの4択プラス、スマートフォルダを作って当てはめる事もできます。特定のアカウントのみ通知、であるとか、同僚からのメールで且つ添付ファイルがある場合等、複雑な指定もスマートフォルダを割り当てる事で可能になります。
2. iCloud、Gmail、Yahooメールなど対応しているサービスでメールをプッシュさせる方法
iPhoneでメールが来たら感知して自動で受信するように設定できますが(プッシュと言います)、同じことをMacのメールでもできます。上記1で事足りますが、そうではなくプッシュにこだわりたい場合。
メール>環境設定>アカウント の左側、iCloud等対応しているアカウントを選び、「詳細」タブをクリック。一番したの「サーバが対応している場合はIDLEコマンドを使用」にチェックします。
もし、利用しているメールにPOPアカウントが無い場合は、そのまま「一般」タブへ移動します。(保存しますか?のダイアログで保存しておきます。)「新しいメッセージを確認」を「手動」にします。
もしPOPアカウントも併用している場合は、POPはプッシュされないので、上記1のように時間指定で取りに行くようにしておかなければばりません。POP用に「新しいメッセージを確認」を「手動」ではなく「1分」などお好みの時間にしておきます。そして、IMAPアカウントは「アカウント」タブに移動し、先ほど設定したアカウント>詳細> 一番上、「新規メッセージを自動的に受信するときに含める」のチェックを外します。
メールを終了し、次回起動時にはプッシュで通知されます。上記に書いたように、通知させるにはメールのアプリを常に起動させておかなくてはいけません。ログイン時に起動させるには、左上アップルマーク>システム環境設定>ユーザーとグループ>自分のアカウントで「ログイン項目」タブをクリック。その下の「+」ボタンでメールを選びます。もし、Mac起動時にアプリは起動させるものの画面には出したくないなら、「隠す」にチェックを入れておきます。Dockのアイコンを右クリック>オプション からも設定できます。
通知センターの設定は、同じくシステム環境設定で行います。「すべてを表示」をクリックし、「通知」を選びます。左側サイドバーでメールを選び、通知スタイルを「バナー」または「警告パネル」にします。「バナー」は、メールが来た時に画面右上に通知され、自動で消えます。「警告パネル」はダイアログと同じで、閉じる/返信する のボタンが出て、選ぶまで消えません。
番外編的に、おもしろいのが Safariで。Gmailにアクセスすると、Chromeの機能にある、新着メールの通知をSafariでもオンにできます。メールアプリを使わずにGmailをSafariで使っているなら便利。ChromeとSafariということで、調べてないですがwebkitの機能なのでは。余計なものをインストールしなくていいので、とにかくありがたいことです。
追記
いろいろとメール&通知センター関連で検索されることが多いので書いておきます
- 通知がこない
そうそう、自分で自分に送ったメールは通知されません。また、メールアプリが開いていて、そのウィンドウが一番手前(アクティブ)な時も、通知されません。 - 通知が表示されない
うちでは問題ないのですが正しく設定しても通知が来ないケースもあるようです。ただ、何かの拍子に来るようになった。というのもよく見かけます。 - Dropbox
Dropboxの最新ベータはMountain Lionにも、Retinaにも対応しています。通知センターに関しては「対応する予定が今のところ無い」とブログで答えています。
右クリックでのコンテクストメニューが表示されない場合は、Dropboxの再インストールで解決できます。
更新:対応予定がないとしていましたが、beta版で通知センターに対応しました。今のところ問題なく動いています。v 1.5.33 Dropbox のベータはこちらのフォーラムからダウンロードできます。 - Sparrow
Sparrowは通知センターには対応していませんが、メールを自動で受信してくれます。またGrowlを使うことができます。Mountain Lionに対応した Growl 2は現在ベータ版でローカライゼーション完了後、Mac App Storeに申請するそうです。
更新:通知センター・Retina対応しましたね。 - Mountain Lion CS5
全機能を試しているわけではありませんが、ほとんど問題ありません。ただ、Photoshopでメモリ使用量を指定できますが、指定数値をはるかに超える量を使っていたことがあります。そういう難しい部分は仕方ないですよね。でもその後は同じ状況になっていないので、もしかすると再設定することで正常動作するのかもしれません。