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paul rand and steve, identity design

スティーブジョブズ氏が亡くなったことから、今まで彼の存在を知らずにApple製品を使っていた人たちにも、どういう人だったのか広く知られることになりました。その中で「スティーブのデザインへのこだわり」という部分が一般的に知れ渡ったことに対し僕らデザイナは感謝しなければならないと思います。チャンスをもらったんだと思うべきで、これまで広告には多少お金を出していたけれども、ブランディングにまでお金を使ってこなかったような企業において、スティーブによってその重要性を取り入れたいと思う人が確実に増えていると思うからです。

スティーブがAppleを辞めて作ったNeXTという会社。この会社のロゴマークはポール・ランドという、デザイン業務をしていて知らない人はほとんどいないと言える巨匠による仕事です。NeXTはロゴマークの通り、黒いキューブ型のコンピュータを生産した会社で、スティーブの伝記にもポール・ランドとのやりとりが書かれてあります。

学生の時に、先生がこのNeXTのロゴ1つを例にたくさんのことを教えてくれました。モノクロにした際の白と黒との関係(コントラスト)、重力関係はどうなっていることで人にどういう感情を与えるか(テンション)そして、ロゴマークはシンボルとして社外のみならず社員への社訓を掲げる印・クレドとしても作用するとても重要なものだということ。先生はポール・ランドに生前いろいろ教えてもらったと言っていました。最近 Paul Rand Filmというムービーを初めて見たのですが、先生が言ったことそのままこのムービーでポールが話しています(笑)。ポール・ランドがこのCIブランディングというジャンルを作ったという証明ではないでしょうか。実際、使っていた教科書にも同じようなことが書いてありますし、そういうものであるとされています。
ポール・ランド氏はプレゼンテーション能力が長けていたというのも有名な話で、Wikipediaにも掲載されていますが、
ランドはほとんど彼ひとりの力でデザインが効果的な道具であるということをビジネス界に納得させてしまった。...
とあります。若干ペテン風。でも、スティーブはポールが言うデザインの重要性を明確に証明した人物だと思います。もちろん、ロゴデザインがいいから・店舗の雰囲気がいいから、商品が売れてブランドになる訳ではありませんが、ブランド確立の要因として、かなりの重要度を占めています。

話は戻りますが、 中小企業がわかっていても不況の最中にお金をかけられるか、という問題があります。それでも僕はやるべきだと思います。特に今。理由は変わらなければいけないときだからです。社内の求心力を高め、その会社の色が外部に溢れだすような、僕はそんなお手伝いをもっと安価に提供できる方法をネットを使い模索していこうと思っています。“‘Don’t try to be original. Just try to be good.’ That sounds sort of naive but it’s true.”

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