Mac 効率アップ化 tips:スマートフォルダ
Windows7からMacへ移行された方、なんか作業効率の悪いなと思われるかもしれませんが、Finderにはスマートフォルダという機能があって、条件分岐してファイルを表示させることができます。検索条件を保存しておく機能といいますか、めちゃくちゃ便利です。- 書類フォルダにある、
- JPEG画像で、
- 1週間以内に作ったもの
1つ難点があって、「1週間以内に作ったもの」など日付の概念が「その日」を基準にしています。なので、もし2011年1月3日にスマートフォルダで「3日以内に作った」という条件を付けると、それはイコール、「1月1日〜1月3日までに作ったもの」と認識されます。何年後かにスマートフォルダを開いても、2011年1月1日〜1月3日までとなるんです。
これを「その日」ではなく、「今日」にしたい場合、「生のクエリー」という条件を付けると正に今日が設定できます。
1. 設定したいフォルダを開き、コマンド+Fまたはメニューからファイル>検索をクリック。
2. 種類がの所をクリックして、「その他」を選び、検索条件一覧の右側の検索窓に「生の」といれると「生のクエリー」がでますので右側のメニューに表示をチェック。
3. OKを押して戻ると、種類がの所の欄に生のクエリーができますので選びます。その右側に、
kMDItemLastUsedDate > $time.yesterdayと1文いれます。これは「最後に使われた日が昨日より後の」を意味します。
4. これを基本にして、プラスの条件をつけます。右側の「+」ボタンを押して、例えば「ファイル名」が「adobe」の…とすると、
adobeという名前のもので、かつ今日使ったものが表示されます。
5. このスマートフォルダの右上にある「保存」ボタンを押すことで、ウィンドウのサイドバーに登録できます。ということは、アプリケーションからファイル>開くのダイアログのサイドバーにも出ますので、すぐに必要なファイルにアクセスできます。
例えば、仕事していて、何度も修正が必要なときには、仕事フォルダの>お客様名フォルダ>プロジェクト名>作業用フォルダ> などにファイルを入れているときに、その「仕事フォルダ」で検索をかけて、上記の生のクエリーの設定と例えば「種類」が「イメージ」のもの。とか、「ファイル拡張子」が「ai」のもの。としておけば、よく使う仕事用のaiファイルとして便利に利用できます。
もちろん、生のクエリーだけで全てを完結できるのですが、難しいので 3番の所だけ分かっていれば、とても便利です。OSXには要所要所にこの「スマートなんちゃら」という概念が取り入れられています。iTunesでも、Jazzで・最近よく聴くんだけど・あまりにも聴いた飽きた曲以外 など細かな設定ができます。ジャンル=Jazz・再生回数が10回以下・再生頻度の最も高い・20曲 という設定がカンタンにできます。この機能でかなり救われている部分があります。
そして、自分にはどんなスマートフォルダが必要なのか調べることが重要です。
QuickTime Playerを起動して、作業前に画面操作している姿を録画してみましょう。ファイル>新規画面収録で30分程度録画してみると、自分がどこでもたついているのかがわかると思います。収録中はちょっと重たいですが、一度やってみるといいかもしれません。