掛け布団
安くて、軽い、極寒の北海道でも暖かく、洗えて清潔
新素材のポリエステル綿
- 程度の良いものを選ぶと価格が高い
- メンテナンス代が高い
- アレルギー
- カビを伴う
- 部屋のほこりの原因になる
- カビ、ダニの発生源
- 重たい
- メンテナンス代が高い
「暖かい」「安い」「洗える」
アイリスオーヤマ シンサレート掛け布団 吸湿 発熱力+2.7℃ 防ダニ加工
使われているのは3Mで開発された「シンサレートultra」という中綿シート。これは羽毛の先とほぼ同じ細さのマイクロファイバーが大量の空気を閉じ込め外に漏らさない。羽毛と同レベルの暖かさを生むことから、発熱綿とも呼ばれる新素材です。
さらに弾力性の強いふかふかな東レの「ft綿」と、防ダニ綿「ダニゲル」でアレルギーも安心ということからこちらを選びました。
寒がりな私にはピッタリの掛け布団です。これまでのスカスカのポリエステル綿布団とは異なる次元の暖かさで、とにかく軽い。悪夢を見にくくなりました。ただマイナス10〜20℃のような日では羽毛布団と比べてみるとさすがに羽毛の勝ちかな?という印象。でも遜色ないほどの暖かさです。Amazonレビューを見ても同じような感想を目にします。
軽くて暖かい 暑がりには暑すぎるくらい
北海道や東北を除けば、暑すぎるほどの実力なのでしょう。
購入後にさらに色々調べていると、見つけてしまったのが、同じような仕様で、さらに安くて、中綿がもっともっと入っている商品。さすがタンスのゲン。中身の綿がftで充填されているのか、それともftを使っていますよー程度なのか…上層部にft綿、下層にシンサレートとあるので、おそらくほぼ同等のものと思われます。アイリスオーヤマのコスパをかなり上回っており、記事を書いている時点では4,980円!失敗したかなと悔やんでいます。ただダニゲルは入っていません。
タンスのゲン 掛け布団 シングル 3MシンサレートULTRA & 東レFT
毛布
ウール100%吸湿・放湿で健康に良い
化繊掛け布団のデメリットをフルカバー
毛布と言えば、最高級なのはビキューナ、またはカシミヤになりますね。ビキューナは普通の人では手が届かない数百万円という価格帯になりますし、カシミアだってちょっと敬遠したい価格帯です。現実的なもので良品とすればウール一択。
湿気を吸う、放出する、保温する、静電気がない。夏涼しく冬暖かい。
ウールスター オールシーズン ウールキルト クラッシック
ウールスター/中綿:オーストラリア製ウール、外装:コットン100%/定価:16,700円
実は...シンサレートのデメリットがあり、解決するのがウール。シンサレートの下に使って温度調節をする。羊毛なら最高級のものを選べる。夏はこれ1枚でOK。
アイリスオーヤマのものは吸湿機能が外装に一応あるものの、シンサレート自体には温度調節ができる機能や放湿性はありません。そして絶対に出てしまう静電気。それらを解決できるのが、吸湿と放湿、温度調節、呼吸する素材ウールです。最近は布団を毛布で覆うのが常識的になっていますが、放湿させるために布団の下に敢えて配置。敷き布団→人間→ウール→シンサレートの順です。
こちらのウールスターはオーストラリアの最高級な新毛のみを100%使用したオーストラリア政府お墨付きの商品。羽毛布団の最高級は買えないけど、羊毛の最高級ならこの価格で買える!弾力性が強く長年使える信頼性のあるウールのみを使ったキルトケットで、ウールではホコリが出ることが少ないとされているものの、丸裸のブランケットよりも密度の高い外装(ワックスドコットン)で覆われているキルト型の方が部屋にホコリを出しにくいです。
(お部屋に発生するホコリの原因はほとんどが布団です)
「ワックスド・ジャパラコットン」という名の外装ですが、PFC フリー(フッ素フリー)で、環境や人体に配慮した安全加工です。パタゴニア等のアウトドアジャケットにも使われており、パラフィン不使用の植物由来ワックスで耐水性すなわち汚れに強いものになっています。私はこれにカバーを被せて使用しています。
敷き布団
非常によく考えられている寝心地 高反発ウレタンマットレス流行の理由は高コスパ ホコリも出ない
敷き布団は今やウレタンマットレスが主流になる勢い。中でも大谷翔平選手を宣伝に起用して革命を起こした西川のAIRはキングオブキングですね。なぜウレタンマットレスが売れているのか。
人気の理由は、「体圧分散」と「寝返りしやすい反発性」両極端の矛盾を併せ持つにもかかわらずコストが安いからです。
体圧分散は、頭部やおしり、かかと等出っ張った部分を沈み込ませて体重の負荷を極力無くす作用です。特にお年寄りは肉が痩せていくことで骨が硬いマットに当たると痛みや床ずれの原因になります。そのためにはマットを低反発で柔らかくしなければいけません。柔らかくです。
一方で、睡眠中寝返りをうつ際には、マットが柔らかいと、体が沈み込みすぎると「よっこらしょ」と寝ている間無意識に力を入れて転がろうとするため非常に疲れが溜まります。回避するためにはマットは高反発で硬くあるべきです。
柔らかく、且つ、硬く
ではこの矛盾どうしたらよいのでしょう?というのを解決するのに価格を抑えられるのが、高反発ウレタンを使って表面のカット加工により体重分散させるよう工夫したマットレスです。そして両方を併せ持つものとして選んだのはAIRと同じ西川のこちらの商品。
西川 ANYMAT (エニーマット) 丸巻きタイプ ウェーブマットレス
西川株式会社/側生地:ポリエステル100% 材料:ウレタンフォーム 硬さ:かため(150ニュートン)/定価:14,080円
ウレタンという素材はデメリットもたくさんありますが、西川Anymatはそれらを解決しつつ価格が1万円台。
- コストダウンが激しく質が悪いものが多い→床にこれ1枚で使える十分な厚みと、高密度の高級ウレタンを使い耐久性UP
- 高反発だと体圧分散性が悪い→深いカットのウェーブで表面が柔らかく体重が分散される
- 蒸れやすい→ウェーブ形状で通気性UP
- 水分や温度で経年劣化し耐久性が悪い→カバーが通気性のよいポリエステルで選択できる
重要なのはウレタンの密度。高級な物ほど密度が高く重たい。そして重たい物ほど寝心地が良い。
高級なウレタンは密度が高くスポンジのように穴が空いていません。それは重さに表れ、寝心地や耐久性に直結します。商品自体の重量がシングルサイズで5kg程度のものであれば高級な部類に入りますので、ウレタンマットレスを購入する前にカタログで商品重量を調べてみてください。
こちらの動画はAnyMatの別商品のレビューになります。Singさんという寝具メーカーの方が様々なメーカーの商品をYouTubeで評価されています。
それでも悩ましい、高反発か低反発か。
しかしデータでは高反発の方が質の高い睡眠が取れるということがわかっています。必ずしもという訳ではなく好みの問題ではありますが、高反発が合う方が多いようです。
メーカーによっては試用期間を設けている場合もありますので、そういったサービスを使っても良いかもしれません。
以上のアップグレードにより、私の睡眠は本当に改善しました。かかったお金は少しずつ集めたこともあり家計に大きな負担はなく、インフレも考えればもっと早く買っておけばよかったと思います。お金をあまりかけずに快適な寝具を手に入れていただきたいです。